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調査部通信11月号 40号

今月は、念願のヤナギの伐採作業をしたり、お祭りに参加したり、活動発表をしたり、と、コロナ禍前のような忙しい秋となりました。

二ツ池は、里地里山です。人の手による管理が行われないと、どんどん遷移が進んでしまい、単純な環境となり、生きものが少なくなってしまいます。長~い間行われていた日本の稲作文化に根付いている生きものが実はたくさんおり、それらの環境が失われることでひそかに消えていっている生きものたちがいます。外来種の問題、農薬の問題、都市化の問題、地球規模の気候変動、いろいろな問題が複雑に絡み合っているので、何かが消えていった理由を一つあげることは難しいです。
ただ、今ならまだ手を入れることで復活できることも事実です!
埋土種子のように土の中でじーっとタイミングを待っている植物たちがいたり、生きものの供給源となっている森や池がまだ残されているからです。

別にそんな昆虫いなくてもいいじゃん、そんな植物知らんし、と思うかもしれません。しかし、逆にどうしてこんなにいろんな生きものがいるのだろう?と考えてみてください。